駅前高等温泉

お勧め度 ★★★★

【お勧めポイント】
築100年に近づく駅前のレトロな共同浴場

【泉質】
単純温泉

【公式Info】
Web:http://www.gokuraku-jigoku-beppu.com/entries/ekimae-kotoonsen
住所:〒874-0935 大分県別府市 駅前町13-14
TEL:0977-21-0541

訪問記

2021年のお盆休みを利用して南九州をぐるっと回った、ほっとすぱ太郎。
湯布院で一泊して別府へやって来ました。
天気は相変わらずの雨、ニュースになるほどの大雨です。
傘をさしていても歩くのがシンドイくらいですが、ここなら大丈夫だろうと商店街のアーケードをブラブラ歩くことにしました。
別府の駅前は繁華街と言えば繁華街なのですが、竹瓦温泉など共同浴場や古い喫茶店など趣のある店が点在し、街全体がどこかレトロでのんびりした雰囲気に包まれており、お気に入りの場所です。
ちょうど駅前に差し掛かった時、ふと目に飛び込んだ「駅前高等温泉」。
少し歩き疲れたし、服も濡れてなんだか冴えないし、「これだ!」とばかりに飛び込んでみました。

あつ湯

「駅前高等温泉」には「ぬる湯」と「あつ湯」があり、どちらも200円で入れます。
この気軽に入れる金額設定がたまりません。しかも駅前から徒歩2〜3分商店街も目の鼻の先という最高の立地です。
竹瓦温泉と似た古いシンプルな脱衣場で、服を脱いで階段を降りれば浴槽があります。
幸いにも独泉でした。

年季を感じる半月形の古風な浴槽で、お湯の温度は体感で45度かそれ以上、誰も入っていなかったからかアツアツでした。
ぎゅ〜と身体が縮み込むような熱さですが、これで一気に身体が熱く軽くなり、気分は一瞬でリフレッシュできます。
テキーラのショットやコーヒーのエスプレッソと似たような物だと個人的には思っているのですが、手早くガツンと効くという理由でこれくらい熱いお湯は好みです。
泉質は単純温泉ですが、基準値に満たないながらも成分を感じます。色も無色透明ではなくほんのりと緑です。

浴室の作りを見てもかなり古いことが伺える「駅前高等温泉」ですが、なんと1924年に建てられた築100年近いアンティークレベルの共同温泉です。
ドイツ建築様式というモダンな外観もひときわ個性を放っています。
2階で宿泊もできるようで個室が7部屋あり1泊2,600円、大広間(相部屋)では1,600円という、立地を考えたら恐ろしいコスパです。きっと長い間お値段据え置きでやっておられるのかと想像します。
営業時間が6:00~24:00とかなり長いのも驚きです。

まとめ

ふらりと立ち寄った「駅前高等温泉」、シンプルな湯船に46度近いお湯だったので滞在時間としては30分にも満たないくらいだったかも知れませんが、深い印象を残した温泉でした。
一歩駅を出ればどこか懐かしさを感じる温泉街という別府の雰囲気も大変魅力的でした。
きっと今の会社(東京)で働いていなかったら真っ先に移住の候補先にあがるでしょう。
次に大分へ来る時は「駅前高等温泉」に泊まろうと心に決めて別府を後にしました。
今夜は鉄輪へ泊まります。

それでは皆さん、良い温泉旅を〜!!

ほっとすぱ太郎
  • ほっとすぱ太郎
  • 感動と癒しを求めて休日に温泉巡りをしています。全国津々浦々を1人または2人、時には友人たちと。温泉ソムリエを取得しました。ミニチュアダックスと旅行もします。時には海外も。普段は音響業界で働くただのサラリーマンです。