訪問記

西山温泉郷

2021年のGW、柳津町の「OYO旅館花ホテル滝のや会津柳津」に宿泊した翌日、こちらの温泉にも立ち寄りました。
柳津温泉の円蔵寺から川沿いの山道を車で20分ほど行くと西山温泉に辿り着きます。
同じ柳津町ですが、さらに山奥に位置するのが西山温泉という位置関係です。

秘湯

西山温泉を一言で表すと「秘湯」という言葉に尽きるでしょう。
温泉街というよりは、小さな村という印象です。
驚くことに源泉が8つもあり、5件の温泉宿がそれぞれ違う源泉を利用しています。

せいざん荘

そんな西山温泉ですが、日帰りで一番立ち寄り易いのは「せいざん荘」でしょう。
町営の温泉のため料金もお手頃です。地元の方々やバイカーなども多く利用している印象を受けました。
泉質は前述の柳津温泉(円蔵寺が源泉)と似た塩化物泉ですが、呼吸器系に対する効能があり「たん切りの湯」として重宝されているようです。

卵の座布団、ソースカツ丼

せいざん荘の食堂についても触れておかなければなりません、柳津町オリジナルのソースカツ丼です。
柳津名物「博士そば」も人気ですが、こちらのソースカツ丼は卵の座布団にカツが乗っています。
長野や福井、群馬などでもソースカツ丼は楽しめますが、私の知る限り卵を使ったソースカツ丼はここだけです！

つげ義春の温泉

これは後から知った話なのですが、西山温泉にある「老沢温泉旅館」と「旅館中の湯」はつげ義春のファンには有名な場所だそうです。
Webで見る限り秘境の雰囲気たっぷりのお宿で、私もつげ義春の作品を何冊か読んでいるので、立ち寄るべきだった！と少々後悔しました。
どちらも日帰り入浴が可能です。

まとめ

急遽決めた奥会津、柳津町への旅でしたが、魅力的な温泉街と秘境を巡れて大満足でした。
「老沢温泉旅館」や「旅館中の湯」のように西山温泉はまだまだ魅力的な宿が沢山あります。
この地ならではのソースカツ丼も絶対外せませんし、できたてのあわまんじゅうもまた食べたいです。
東北にはまだまだ知らない魅力がたくさんあるなぁ〜と感じました。今後も旅を続けてゆきたいです。
それではみなさん、良い温泉旅を〜！