恐山温泉
お勧め度 ★★★★
お勧めポイント
・日本三大霊山の一つ
・境内に沸く4つの湯小屋
Web:https://simokita.org/onsen/osore/
住所:むつ市田名部宇曾利山
TEL:恐山寺務所 0175-22-3825
訪問記
恐山と言えば名前から連想するおどろおどろしいイメージや、イタコの口寄せといったイメージが大きいのでしょうか、あまり温泉があるということをご存知の方はもしかしたら少ないのかもしれません。
かくいう私も、観光目的で恐山に行こうと決めて調べるまでは知りませんでした・・・!
9月の連休を利用して東京駅から八戸駅へ新幹線で北上、そこからレンタカーで下北半島へ向かいました。途中に気になる温泉があれば寄るような旅ですから、恐山に着いたのは夕方になってしまいました。
「あと1時間ですが良いですか?」
と受付で確認されましたが、ここまで来て帰るわけにはいかない!お土産屋さんは先にもう閉まりそうだったので急いでお札(父がお札とかお守りとか好き)を買って急ぎ足で入場しました。
日本三大霊山(比叡山・高野山・恐山)の内、比叡山には行ったことがありませんが、高野山には2度行ったことがあります。高野山にも恐山にも共通する何か、、、私の貧弱なボキャブラリーで言う所の「パワースポット感」「スピリチュアル感」が物凄いです。
高野山は樹齢うん百年?と思える巨大な杉に囲まれたお墓や寺院など密教の聖地という厳か、かつ心が洗われるような雰囲気ですが、こちら恐山は大分県風に言うと硫黄の匂いがぷんぷんする”地獄”のような光景が広がっております。巨大な仏像、積まれた石、カタカタ回る風車、まるで黄泉の世界への入り口みたいです。
「人は死んだら、お山に行く」と信じられており、故人の供養のためにここを目指す人も多いため、「地獄みたいだなぁ」なんて軽い気持ちで書くのも少し抵抗を感じてしまいます・・・。
それだけ凄い霊場な訳ですが、入るとすぐにありました、温泉!!
ここだよな??と少し疑ってしまいましたが、男湯と書いてあるので間違いない。少しだけ勇気を振り絞り扉をガラリ開けると、、、紛れも無い温泉。湯花がうっすらと漂う綺麗な硫黄の温泉です。
温泉だとわかれば、後はいつもどおり極楽へと続く湯船へ服を脱ぎ捨てて行くのみ。異世界への入り口という意味ではこの温泉も同じである。
本当に温泉なのか?と不思議に思う方も居るようで、ちらりと見て出て行ってしまう人もいました。是非タオルをご持参になって温泉に入ってから、恐山を見て歩くことをお勧めします。温泉は入り口すぐに出て来ますので、その後も見る場所は沢山あります。
ちなみにイタコは常駐していません。
4000円ほどでできるそうなので気になる方は調べてから訪れた方が良いですね。
それと、宿泊ができる宿坊もあるそうです。非常に静かな場所ですから貴重な体験ができるかもしれませんね。ただし11月中旬から4月中旬まで恐山へ向かう道路は通行止めになってしまうようなので注意が必要です。