シーサイド桜島ホテル

お勧め度 ★★★★★

【お勧めポイント】
海辺の源泉ドバドバ掛け流し絶景温泉

【泉質】
ナトリウム-塩化物泉

【公式Info】
Web:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/30626/
住所:〒891-1544鹿児島県鹿児島市古里町1078-63
TEL:099-221-2121

訪問記

2021年のお盆休みを利用して南九州をぐるっと回った、ほっとすぱ太郎。
宮崎県を後にし桜島の「シーサイド桜島ホテル」にやって来ました。
鹿児島からスタートした今回の旅ですが、これでほぼ南九州をぐるっと回ったことになります。
戻って来た鹿児島では「テイエム牧場温泉」に入る予定でしたが、見事に振られて困っていた所にTwitterのフォロワーさんから教えてもらったのが「シーサイド桜島ホテル」です。
お勧めされたら行ってみる!の精神でさっそく行ってみました。

泊まれる廃墟?

ネットの口コミを調べると”泊まれる廃墟“なんて辛辣なコメントも書かれている「桜島シーサイドホテル」さん。
公式ホームページも無く、あまり情報も出回っていません。
しかし温泉ファンからお勧めされるのには何か理由があるはずです。
さっそくお風呂に向かいましょう。
日帰り入浴は1人500円です。
運良く独泉でしたので写真を沢山撮りました。

開放感のあるドバドバな内湯

まずは日差しが気持ちよくて開放感のある内湯から。
お湯の温度は熱めで、鉄の香りがする塩化物泉です。
源泉は適温で湧出するため、薄めず、沸かさず、そのまま使用しているそうです。
ほのかに緑色のお湯がなみなみと浴槽に溜まっており、そこにドバドバ新鮮なお湯が掛け流しされています。
人が入ればその分だけザバーっとオーバーフローする最高の状態でした。

オーシャンビューでドバドバな露天

見晴らしの良い露天風呂は吹く風も心地よく、とても気持ちが良いお風呂でした。
天気があまり良くありませんでしたが、晴れていればさらに良い景色だと思います。
こちらも内湯と同様にドバドバ新鮮なお湯が注がれており贅沢オーバーフローしています。
両側のホテルは既に廃墟化しており、”泊まれる廃墟“という口コミもあながち間違いではないような、、、
何とも言えない鄙びた雰囲気に包まれています。(※個人的には廃墟は褒め言葉だと思っています)

まだあった温泉

熱めの塩化物泉はお風呂から上がった後もしばらく汗が止まりません
最高の温泉だったなと額に汗をにじませながら脱衣所を出たところに「露天風呂 海辺」と書かれた看板を発見しました。
来る時には気が付きませんでしたが、この先にお風呂があるのでしょうか?
もうすっかり満足して帰る所だったのですが、折角なので覗いてみることにしました。

インフィニティープールのような絶景温泉

「露天風呂 海辺↑」の扉を開けると階段が続いており、その先に何があるかは一見してわかりません。
事前に調べずに来ているので、まさに絶景なこの露天風呂が見えた時は驚きました。
先の内湯と露天風呂で身体は十分に温まっていましたが、これを見てトンボ帰りする訳にはいかないでしょう。
特に説明や看板も無かったので本当に入って良いのか少し心配になりましたが、脱衣所のような小屋もあるので大丈夫だろうと判断し、インフィニティープールのような絶景温泉を思う存分楽しみました。

まとめ

“泊まれる廃墟”と口コミに書かれてしまう「シーサイド桜島ホテル」、その実態は新鮮なお湯がそのままドバドバと掛け流される絶景の温泉ホテルでした。
確かに建物は古く、お隣のホテルは既に本物の廃墟ですが、館内の掃除はきちんとされており清潔に感じられました。
また従業員の方も肩肘張らずに自然体で愛想が良く、訪れていた家族客の子供に年配のスタッフが親戚のおばあちゃんのように優しく接されていたのが印象的でした。
この鄙びた雰囲気が素晴らしいと思える人間にとっては”泊まれる廃墟”は褒め言葉です。
今回は立ち寄りでの入浴でしたが、次回はぜひ宿泊してみたいです。
本当に廃墟にならないでね!と心から応援したくなる場所でした。

今回で南九州をぐるっと回った記録は終わりですが、まだまだ温泉旅は続きます。
それでは皆さん、良い温泉旅を〜!

ほっとすぱ太郎
  • ほっとすぱ太郎
  • 感動と癒しを求めて休日に温泉巡りをしています。全国津々浦々を1人または2人、時には友人たちと。温泉ソムリエを取得しました。ミニチュアダックスと旅行もします。時には海外も。普段は音響業界で働くただのサラリーマンです。