蒲田温泉

お勧め度 ★★★★

【お勧めポイント】
国内トップレベルの黒湯と昭和レトロな館内

【泉質】
ナトリウム炭酸水素塩・塩化物鉱泉

【公式Info】
Web:http://kamataonsen.on.coocan.jp/
住所:東京都大田区蒲田本町2-23-2
TEL:03-3732-1126

訪問記

王様のライブが蒲田温泉で催されると聞いた、ほっとすぱ太郎
ロックンロールと温泉のコラボレーションに「これは行くしかない!!」
という訳で蒲田温泉に行って来ました。

蒲田温泉〜遠くの温泉より近くの温泉へ〜

蒲田温泉は大田区にある銭湯(お湯は温泉)です。
ここの黒湯は有名なので「行ってみたい」と以前からメモしていました。
大田区は都内で1番銭湯が多いエリアだそうですが、天然温泉というのも珍しいですね。
蒲田駅から徒歩15分、ほぼ住宅地のようなエリアを進むと、温泉街の入口にあるアーチのような「蒲田温泉」の赤い看板が見えて来ました。このレトロな看板の雰囲気で既にテンションが上がります。

1937年創業の「蒲田温泉」は、一歩足を踏み入れれば昭和の雰囲気が味わえます。
券売機では紙ではなくプラスチック製のチケットが出て来ます。
券売機自体は新しいですが使いまわされるプラスチックの質感に懐かしさを感じます。
よく考えたら環境にも優しいですね。
大人は480円、浴衣セットがあるのも見逃せません。
グッズの販売も充実しており、これを眺めるのもなかなか楽しいです。
色褪せた宴会場の看板など、館内には所々レトロな味わいがあります。

真っ黒なお湯

出典:http://kamataonsen.on.coocan.jp/

東京の黒湯は他の銭湯や温泉でも体験しており、北海道や山梨でも同様のモール泉を楽しんだことはありますが、ここまで黒い黒湯は初めてで衝撃を受けました。
煮詰まったコーヒーエスプレッソくらいの濃さがあり、手にすくうとその濃さが良く分かります。
浴槽の底はおろか側面すら見えませんが、肌触りの良いサラサラなお湯です。

黒湯の浴槽は低温と高温に仕切られており、この日は低温が40度、高温が45度ぐらいでした。
それぞれ3人も入れば一杯になる、こじんまりとした浴槽です。
土曜の夜で人は多かったのですが、上手く回転するためか混雑しているという印象は受けませんでした。
水風呂もあり、これまた2人が限界くらいの小さな水風呂でしたが、不思議とストレスなく利用ができました。
高温湯と水風呂の往復を3回もすれば気分はもう極楽です。

他にもサウナや電気風呂がありますが、電気風呂はかなり強めでびっくりしました。
腕が電気で勝手に動くぐらいビリビリと強い電気風呂は初めてです。
黒湯の影に隠れていますが、この強さは個性的です。

2階大広間

じっくりと温泉を楽しんでコンディションを整えた後は、2階の宴会場へ。
普段は食事とお酒、カラオケなどが楽しめるスペースですが、本日は王様のイベントで貸切状態です。
この昭和の雰囲気がたまりません。
旅館の宴会場みたいで旅行に来ているような気分になります。

お勧めの釜飯

気づいたらゴクゴクと飲み干してしまった風呂上がりのビール、次は何を頼もうかな〜と迷っていたら、
「お勧めは釜飯だよ〜」
と店員のおばあちゃんがお勧めしてくれました。
カニ釜飯、とり釜飯、シャケ釜飯、温泉釜飯、とラインナップがありますが、とり釜飯が一推しとのこと。
お勧めされるがままにとり釜飯をオーダーしました。
この釜飯が想像以上に熱々のホカホカ、シンプルな美味しさですぐに食べ切ってしまいました。

まとめ

初めての蒲田温泉、濃厚の黒湯が良いというだけではなく、昭和レトロな館内や暖かい食事にお酒など、総合的に素晴らしいと感じました。
都内にも関わらず鄙びた雰囲気は本当に旅行に来た気分になれました。
黒湯の美肌成分のせいかお風呂上がりはお肌がツルツルになり、さっぱりとして大変気持ちが良かったです。
今回は王様のライブも兼ねており、どちらも楽しむことができ大満足でした。
昔は旅館の宴会場でこういったイベントがもっと沢山あったんだろうな〜と想像したら少し寂しくなってしまいました。
こういった文化がまだまだ残って欲しい、盛り上げて行きたいとも思います。

それでは皆さん、良い温泉旅を〜!

ほっとすぱ太郎
  • ほっとすぱ太郎
  • 感動と癒しを求めて休日に温泉巡りをしています。全国津々浦々を1人または2人、時には友人たちと。温泉ソムリエを取得しました。ミニチュアダックスと旅行もします。時には海外も。普段は音響業界で働くただのサラリーマンです。