下呂温泉「白鷺の湯」

出典:https://www.gero-spa.com/spot/detail.php?id=3&category=&area=

お勧め度 ★★★

【お勧めポイント】
大正15年から続く大衆浴場

【泉質】
アルカリ性単純温泉

【公式Info】
Web:http://www.gero.jp/museum/sirasagi.html
住所:岐阜県下呂市湯之島856-1
TEL:0576-25-2462

訪問記

友人と久しぶりの温泉旅行で下呂にやって来た、ほっとすぱ太郎。
小川屋」「クアガーデン露天風呂」に続いて、「白鷺の湯」へ向かいます。

「白鷺の湯」は日本三名泉発祥の地、下呂温泉で1925年から続き地元の人々に愛されている共同浴場です。
下呂温泉の共同浴場は以下の3つがあります。

クアガーデン露天風呂」8:00-21:00 ¥700 ※「白鷺の湯」とのセット券だと¥800
白鷺の湯」10:00-21:00 ¥400
幸乃湯」10:00-22:00 ¥400

出典:http://www.gero.jp/museum/sirasagi.html

大正ロマン

1925年から続く建物はまさに大正ロマンといった所でしょうか。
別府の「駅前高等温泉」と似ているなぁと思ったら、こちらも同時期の1924年に建てられておりました。
当時の最先端がこういった洋風の建物だった事が伺え、微笑ましい気持ちになります。

入り口にはビーナスの足湯もあり、ちょうど温泉街の中心地に位置しているため観光客が多く訪れていました。
ちなみに足湯では飲食禁止なのですが、目の前にプリン屋さんがあり、プリンを食べながら入ると怒られます。

石鹸持ってるか?

足湯が混んでいたので、てっきりお風呂も混んでいるかと思いきや中は空いていました。
若者は建物の撮影や足湯だけで満足して行ってしまう様です。勿体ないですね。
大人1名400円で利用ができます。
我々は「クアガーデン露天風呂」とのセット券を購入していたので、半券を手に受付へ進みます。

石鹸持ってるか!?

受付の元気なおっちゃんに開口一番で聞かれました。

「持ってまーす!」

と答えるも、

「嘘ついちゃダメだ〜!」

と謎の容疑をかけられる展開に。
友人は持っていなかったのですが、本当に私は持っているので「ほら」っと見せると、

「よし!じゃあ友達にわけてやれ!」
「体洗って入れよ!」

と終始、元気が良いです。
私も友人も「インパクトあるおっちゃんだけど良い人だね」という印象を抱きましたが、
不快に感じてしまう人もまれに居るようでGoogleのレビューを見るとそれとわかります。
足湯での飲食を注意するのもこのおっちゃんなのですが、高圧的ではなく「申し訳ないけど禁止なんだ」という言い方でしたので好感が持てました。
また、常連さんに対しても元気よく「じゃあ気をつけてな!」なんて声掛けしてて気持ちが良いです。

さて肝心のお風呂ですが、洗い場と檜の浴槽が1つのみのシンプルな温泉です。
おっちゃんの質問通り石鹸類は持参か購入となるので、置いてありません
温泉銭湯とも言えるでしょうか、まさに共同浴場といったスタイルです。

日差しが差し込む大きな窓が印象的で、飛騨川と山々、まさに下呂温泉を象徴するような景色を眺めながら、ゆっくりと温泉に浸かれます。
下呂温泉の源泉温度は最高84℃、各施設に共有される温度は55℃とされており、こちらの施設も同じ条件です。
私はあまり気になりませんでしたが、塩素臭が気になるという方も居る様です。
少し加水されて41〜42度くらいの、やや熱めの気持ちの良いお風呂でした。

まとめ

下呂温泉に来たら必ず寄りたいと思っていた「白鷺の湯」、シンプルな共同浴場なだけに時間もかからず金額も安いので気軽に利用できます。温泉街の中心地にあるのでお土産を買う途中にでも立ち寄れて大変便利です。
個性的なおっちゃんは恐らく名物キャラとなり得る存在ですが、こういった地元の方との触れ合いも旅の楽しみの1つです。
次回もまだまだ下呂温泉のレポートは続きます。
それではみなさん、良い温泉旅を〜!

ほっとすぱ太郎
  • ほっとすぱ太郎
  • 感動と癒しを求めて休日に温泉巡りをしています。全国津々浦々を1人または2人、時には友人たちと。温泉ソムリエを取得しました。ミニチュアダックスと旅行もします。時には海外も。普段は音響業界で働くただのサラリーマンです。