訪問記

むし湯の歴史

鉄輪むし湯は日本の伝統的なむし湯を体験できる珍しい場所です。
むし風呂の歴史は大変古く、そもそも「風呂」と言えば「蒸し風呂」を意味し、湯船につかる風呂を意味するようになったのは江戸時代後期からというから驚きです。
サウナやロウリュウが流行っていますが、伝統的なむし風呂ももっと注目されて然るべき存在でしょう。

１回８分

薬草をひきつめた石室に浴衣を着て入る鉄輪のむし湯ですが、初めての方でも店員のおばちゃんが優しく案内してくれので安心して楽しめます。
8分間を基本としており、8分経過すると「あと1分延長しますか？2分延長しますか？」といった具合に声をかけてくれます。最大で12分間利用できますが、繰り返しの利用はできません。
サウナやロウリュウ好きの方で1回では足りないという方も居るようですが、砂むし風呂と同様に1回の熱量が多いので個人的には十分でした。
むし湯の後は温泉に入れますが、身体がかなり熱くなっているので汗を流す程度になる方が大半だと思います。
私はたまらずシャワーで水浴びしました。
薬草の匂いに包まれた暗い石室の中は、まるで小さな宇宙のようで非日常な良い体験でした。