谷地温泉

お勧め度 ★★★★
お勧めポイント
・日本三秘湯の宿
・開湯400年の歴史
・足下自噴
Web:https://www.yachionsen.com/
住所:〒034-0303 青森県十和田市法量谷地1
TEL:0176-74-1181
訪問記
2020年の秋に青森を一人旅した際に訪れました。
しばらくブログを放置してしまったので思い出しながら書いていますが、時間が経つと逆に「谷地温泉、良かったなぁ。」なんて気持ちが沸々と湧いてきております。
この日は、酸ヶ湯温泉〜蔦温泉旅館〜谷地温泉とハシゴ酒ならぬハシゴ風呂。
いくら温泉が好きでどれも最高の温泉とは言え、あまり良い方法ではないですね。アイスクリームを3つ食べるような事だと思います。2つはいけるかもしれないけど3つは難しい。
1箇所だけだったら休憩や食事なども含めて2〜3時間滞在して心からのんびり味わうことができますが、それが3箇所だとどうしても時間や行動、そして気持ちも分散してしまい中々難しいです。しかし休みの限られたサラリーマンだからこそ「行ける時に行っときたい!」という気持ちでついついハードなスケジュールを組んでしまいがちなんですね。
さてそんなコンディションで訪れた谷地温泉(たにやと読んでいたのはここだけの話)ですが、上記の3つの温泉の中では1番ひなびているんじゃないかなぁと思います。
ひなびていると言っても祝日だったこともあり、洗い場が空いてないくらい混雑していましたが、秘湯感は十分にあります。
この日本三秘湯ってご存知でしたか?
北海道のニセコ薬師温泉、青森県の谷地温泉、徳島県の祖谷温泉
全然知りませんでした。まだまだ温泉巡りが足りないですね。
しかし人気の秘湯ってなんだか矛盾してないかな?と思うのは私だけでしょうか….。
なので、秘湯感と言うのが正しいかなと思ったのですが、平日だったりオフシーズンだったりするともっと雰囲気は良いのでしょう。今回は日帰りでしたが、日帰りが終わって宿泊者のみの時間はとても良さそうですね。
足下からプクプクと湧く、蔦温泉と同じく足下自噴な訳ですが、貴重ですよね。こういう時に私は泡をじ〜っと見てしまうのですが、なんだか瞑想に近いような状態で精神的にも良いような気がします。
これだけ歴史のある温泉ともなると「源泉掛け流し」とか「濃度が〜」とかいちいち説明するのも野暮だと感じます。
こういう所に来たくなる時ってストレスを抱えていたり(私はそうです)する時が多いですが、そんなストレスは温泉に浸かって吐き出して、湯気と一緒に登っては、森が吸収してくれる。難しいことは考えずにお湯とお宿に身を任せられる、そんな優しさを感じます。
そうそう、イワナ料理が有名なようで、宿泊したらぜひ味わいたいですね。
イワナの塩焼き、イワナの天ぷら、イワナのお造り、こんなイワナ三昧が楽しめる場所ってなかなかありません。
